本当の自分が出せない…
昔からです。
街中で、電車で…わいわい楽しそうに話してる人たち…
今、見ているだけで…なぜか、死にたくなってきます。
休み時間、放課後、掃除の時間…
学生生活の中で、ちょっとしたことも含めたら、友達と話してる時間は勉強する時間より多いかもしれません。
私も、よく友達と話していました。
でも、本当の自分を出したことは…記憶にありません。
いつも、ただ…笑っていました。
誰も知らないと思います…
あの頃の私が本当の自分ではないことに…。

本当の自分をだせないYouです。
人と話すときは、なんか違う自分です!

みんな、そうなんじゃ~

私は、完璧にねこをかぶってます…
本当の自分を出したり、もうできません。
本当の自分が出せない…猫の私
本当の自分…その気持ちを伝えるって、簡単なことのように思うけど、人によって得意不得意がはっきり分かれると思うんです。
私の場合は…後者です。
- グループで話していても、基本的に周りに合わせて笑ってるだけ
- 自分の意見…「あなたはどう思う?」って、考えをきかれることが苦手。むしろ恐怖。
- 最初からわかってればまだいいけど、とっさに話をふられると、どう返せばいいかわからなくなる
- 常にねこをかぶってるため、親しい人ができても本当の自分を見せることができない
本当の自分を出せない、自分の気持ちを伝えることが苦手な私は、人と接するときは、どこか誤魔化して接することしかできません。
基本的に周りに合わせて笑ってる
学生時代って、結構グループでいたり、何人かで話をすることも多いと思うんです。
一人の話に対して、ツッコミをいれる子、「わかるー」と同調する子、「えー!やだー!」って反対する子、話を曲げる子…
なんとなく役割ができてたりします。
その中で、私の役割は“笑ってる”ことでした。
もちろん、そう言われたとか、「話をするな」って言われたとかじゃありません。
でも、私は自分を出すことができなくて、周りに合わせて笑ってることしかできなかったんです。
自分の意見が言えない
昔から、親にも友達にも、本当の自分の気持ちや想いを隠して、言ってこなかったからかもしれませんが、自分の気持ちや思ってることを伝えるのが、本当に苦手なんです。
だから、「なに考えてるかわからない」「どう思ってるかわからない」そう言われたことも少なくありません。
たとえば、「これどう思う?」「どうしたい?」ってきかれても、すぐに返すことができません。
こう言ったらどう思われるんだろう…まずそんなことを考えてしまいます。
なにか言って、間違ってたら…嫌われたら…そう思うと、なにか言うことすら怖くなってしまうんです。
とっさに話をふられると、どう返していいかわからない
たとえば、「おはよう!」って言われたら、ふつうに「おはよう」って返せます。
でも、「おはよう!今日いい天気だね!」って言われると…「ははは」って乾いた笑いを返すことしかできません…。
きっと、他の人からすると「え?!そんなことも答えられないの?!」って思われる気がしますが、そんな何気ないことも私にとっては難しくて。
自分でも本当に嫌になるくらい、“笑って誤魔化す”ことしかできなかったんです。
親しい人ができても、本当の自分をみせることができない
基本的に自分を偽って人に接しているので、少し仲良くなった人ができても、最初の自分を崩すことができないんです。
仲良くなれたのは、猫をかぶった自分だから…もし本当の自分を出して嫌われたら…そんなことを思うと、どうしても、本当の自分をみせることができません。
だから、きっと相手も、自分をみせない私に気が付いて、そこからもっと仲良くなる…そういうことができなかったんだと思います。

自分の気持ちを相手に伝えることが本当にできなくて…。
でも、それができたら、もっと生きやすくなる気がするんです。
自分が出せなくなるまで

小さい頃からの積み重ねもありますね
“自分を出す”…ということは、簡単なことではないと思いますし…
よく考えてみると…自分を出している人の方が少ないような気がします(^^)
私は、必ずしも、自分を出していくことが、〇ではないとは思いますが…
そうは言っても、Youさんからすれば自分しかわからない悩みですから、つらいですよね。
だから、一緒に、考えていきましょう!
小さい頃からの積み重ね
まず、“自分が出せない”ということは…本人にとっては、大きな悩み。
でも、相手や周りの人にとっては、あまり…わかりません。
相手や周りの人からすると、それがその本人…Youさんだ…と思っているわけです。
小さい頃…振り返ったとき、このようなこと…ありませんでしたか?
- いつもいい子ね…と言われる
- いつも笑っていて、とても明るいね…と言われる
- あんまり、悪口とか言わない、とても性格いいよね…と言われる
- いつも周りに気をつかっていて、すごいね…と言われる
- 勉強やスポーツ、いつも一生懸命で努力家だよね…と言われる
たとえば、こうしたこと…親や先生…友達にいつも言われませんでしたか?
また、このようにしなければいけない…という環境がいつも隣りあわせじゃなかったですか?
さらに、そのようにしなかったことで…怒られたり、否定されたりしましたか?
自分が出せない…小さい頃からの積み重ねによることが多いんです。
作られた自分
小さい頃の積み重ね…自分以外の人が自分をつくってしまうのかも…
でも、きっと、それは、周りの人の理想、意見や捉え方です。
本人はというと…
- 無理して
- 我慢して
- 努力して
きたんですが…周りの人には、あまりわかってはもらえません。
徐々に、相手が思う姿を…もっと、追っかけなければいけないと思ってしまいます。
追い求める自分
相手あっての自分…それを追い求めていくと…大変です(泣)
人それぞれの理想…意見や捉え方が違うわけですし、世の中たくさんの人がいます。
誰の…親?先生?先輩?…優先順位だってあります。
そうした中で、相手の理想や意見を追いかけてしまえば、わけがわからなくなるものです。
現実の自分と追い求めるもう一人の自分の姿…これでは無理が生じます。
そうして、自分が出せない人の抱えてる心情になっていきます。
自分が出せない人の心情
自分が出せない人の多くが
- 嫌われたくない
- 認めてもらいたい
- イメージを崩したくない
- 否定されたくない
- 人がよくわからない
- 責任感が強い
- 罪悪感がある
- 自信がない
- ひとりになりたくない
といった様々な心情があったりします。
でも、それは、いつしか、何がいいのか…どうするべきか…
相手が自分をつくってしまって…
そこからかわからなくなり、迷ってしまっただけなんです。
相手を思う自分も本当の自分

本当の自分を探してみましょう!
Youさんの場合は、小さい頃からご両親の大きな期待を受けて育ちました。
とても良い子と聞いています。
「期待に応え続けなければいけない」
「良い子のままでいなくてはいけない」
と、自分自身に言い聞かせながら、頑張ってきたと思います。
そして、ご両親のこと、相手のことを思うあまりに、徐々に自分自身のやりたいことや思っていることをひとまずわきに置いて、親や友達、相手が求める姿を最優先にしてしまうようになりました。
では、そのようなこと…そのような姿がけっして良くないことなんでしょうか?
たとえば…
相手のことも考えないで自分勝手に好き勝手に生きていく人もいるでしょう…
自分は自分で他人は他人といった人もいるでしょう…
また、相手がどう思おうと関係ないから嫌な思いをさせても平気でいる…
といった人もいるでしょう。
そうして、考えていったとき…
相手のことを思って、相手のために自分自身が頑張っていく…ということは、とても大切です。
むしろ、必要なことで、けっして間違ってはいません。
相手を思う心は間違ってない!
相手を思う“心”…思うがゆえの“振る舞い”…
それは、これからも大切であり、必要である…と、まずは知ってください。
そうしないと、次第に自分自身が思ってきたことやしてきたことに迷ってしまうでしょう。
「相手のことばかりで、本当の自分は?」
「自分を偽って、ごまかしているのではないか…」
「こんなに我慢して頑張っているのに」
どんどん、自分の中から「これで良いのか」という思いが湧き出てきてしまいます。
ところが、実際は、そういう迷いが出てきても…
相手のために、相手を思うがゆえに、今までと同じように頑張っていってしまう…
外側の自分と内側の自分が分かれてしまうような状態が起こってきてしまうようになります。
Youさんのように、自分の世界と自分以外の世界…
といった極端になる場合だってあるんです。
ども、本当は、どちらも本当の自分なのです。
でも、迷いが増えてきて…
「今までと同じようにしなければ」
といった義務感みたいな思い…
「今までの関係やイメージを壊したくない」
といった何とも言えない恐怖…
その迷いから分かれてしまった内側の自分…
その思いを、その姿を…
言わない、見せない、聞かせない…
そのようになっていってしまうんです。
そうして…
「自分を偽っている」とか…
「本当の自分を隠している」とか…
といった罪悪感のような感情に包み込まれ、とうとう…
本当の自分を出せない…自分の思いや気持ちを出せなくなってしまうのです。
まして、ときには、相手を思って、相手のために…
それでも、一生懸命に頑張って生きているのに…
その相手から…
「何を考えているかわからない」とか…
「どう思っているかわからない」とか…
言われるのですから、たまったものではありません。
もう、こうなってしまっては…
思いを伝えるどころか、その思いを表現することさえできなくなります。
もし、さらに、どんどん心に傷をおっていくようなことがあれば…
自分が傷つくのも、相手を傷つけるのも怖くなって…
相手との関りをなくしてしまいます。
そして…
「もう私なんて…」
「もうどうなってもいい…」
「もう疲れた」…と。
溢れるほど…相手を思う自分が本当の自分!
でも、ここで、あらためて考えてみると…
また、声を大にして言いたいことは…
相手を思って、相手のために…その溢れるような思い…そのように振舞ってきたことは、やはりけっして間違っていることでもなく、むしろ正しいことだ…ということです。
「本当の自分を偽る…隠す」と思ってしまっているもしれません。
でも、Youさんは…誰か…相手を騙しているんでしょうか?
世間でも、「猫を被る」とか「ぶりっ子」とか、そういうイメージの良くない言葉もありますが、一方で「空気を読む」とか「場の雰囲気がわかる」という言葉もあります。
もちろん、世の中に、自分の私利私欲のためだけに、自分を偽って、相手に良く見せようとしている人もいますから、なんとも言えませんが、Youさんの場合は…違いますよね(^^)
もう一度、はっきりと言いますが、まったく全然違います!
ですから、今までやってきたこと…してきたことは間違ってはいません。
もちろん、偽りでもなく、本来の私たちが目指さなければいけない価値ある“姿”であって…
けっして、外側の…別の自分でもなく…
その相手を思う自分こそ、本当の自分なんです。
それも、とても、素晴らしく尊い“心”であり“姿”です。
ですから、今、Youさんも…
その相手を思う“心”…相手のためにしようとするその“姿”を、これからもっと大切にして、表現してみてください(^^)
最初は、自分を出せないと思うかもしれません。
でも、自分を出す方法は、何も言葉だけではありません…
表情や振る舞い、手紙や文章などの文字といったものだってあります。
人は見えるものから、心というものを感じているものです。※「色心不二(しきしんふに)」といいます。
Youさんも、けっして、“良い子”を演じてきたわけでもなくて、偽って生きてきたわけじゃないんです。
その相手を思う溢れた心は、正しいからこそ、これからも大切にしてください。
迷わなければ、必ず、その“心”が、自然に、相手や周りに伝わって…
その“姿”が本当の自分だということが心から実感できるようになりますから!
“良い子”は“良い子”のままなんです(^^)
まとめ
本当の自分をみせる、相手に気持ちを伝えるって、簡単にできそうで、できないことだと思います。
とくに、自分の思いを相手に伝える…このことは、私自身まだまだ苦手で…。
伝えたいけど、どうしても言葉が出てこない…どうしたらって半分パニックになって、
紙に書いて相手にみせる…そんな方法でしか伝えられないときもあります。
そんな風にしか伝えることができないときは、本当に自分でも情けないし、自分がいやになってしまいます。
それでも、“伝える”ことって、本当に大事なことなんだって今は思います。
自分を大事に思ってくれる人、自分が大事に思う人…その人に、気持ちを伝える…それは、私にとって感謝を伝えることに似ています。
自分にはできない…それでも、伝えようとすること、変わろうとすることが、思いをうまく伝えられない私が、相手に感謝を伝える方法の一つなんです。
“変わろうとする”その姿が大事。そう以前教えてもらったんです。
自分の思いを伝えること、本当の自分をだすこと…
まだまだ苦手で怖いけど、これからも少しずつ克服して、変われた姿を大事な人たちに見せていきたいです。
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